2015年06月09日

時事について


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私事で恐縮であるが、海外放浪、ボランティア、そして大企業から吹けば飛ぶよな(実際に飛んでしまった)零細企業までを渡り歩いた個人的経験から、最近の一部マスコミの木を見て森を見ない、あまりに近視眼的な報道に惑わされないために、誠に僭越ながら時事に関する個人的見解をこの機会に述べておきたいと思う。

ようやく抜け出しつつあるが、日本は長い経済のスランプに苦しんできた。年間の自殺者数は3万人を越えるという痛ましいデータもある。企業倒産も高水準だ。悲観論者の評論家の中には、明日にも日本が沈没してしまうような予測をする方々もいる。

だが、どうであろうか? 悲観論者がお先真っ暗だといっても日本のGDP(国内総生産)は500兆円近くもある。2位の中国はこれから生産者人口が減少していく見込みなので、世界最強国である米国に次ぐといってよい。

なるほど、国家財政は健全とは言い難い。国債をはじめ国の抱える借金は1000兆を越える。だが、国民の預金は1400兆円もある。もちろん世界一の資産国だ。バブルに浮かれて不良債権だらけになった銀行にしても、米国国債や米国の主要株式を大量に保有している。

あり得ぬ話だが、仮に銀行がこの米国債を叩き売れば、米国経済は大混乱に陥るだろう。むやみに卑屈になるほど弱い国どころか、なお十二分に世界屈指の経済大国なのである。

生活の面でもそうであろう。特に技能もなく、高給取りではないOLが頻繁に海外旅行に行ける国、長期ローンを組まされるにせよ、20代のサラリーマンが高級外車を乗り回せるような国はほとんどない。

なるほど不安や不満はあるものの、現在の仕組みをすべて叩き壊すのには程遠い状況だ。悪事を働き捕まった中国人が「カネはあるし、(捕まっても)罪は軽く、この国は天国だ」と嘯いたそうだが、あながち的外れではない。そのような豊かな国のシステムがどんでん返しのように変わるわけがない。

今後予測されるのは世の中が自由放任よりも秩序重視へと動いていくということだ。

その象徴といえるのが、安倍晋三首相の自民党による長期政権の維持である。自民党政治家としては珍しく都会的なこの政治家の本質は選別の容認である。わかりやすく言えば、優勝劣敗、弱肉強食の方向を支持している。やむを得ないものと是認している。

一方で、自民党の中ではもの分かりの良い、共存共栄、共生がすべて、皆で一杯やろう式の田中角栄(元首相)型の勢力は日に日に衰えている。さらに先の衆議院選挙からも明らかなように、人すべて平等を唱える共産党や社民党などの左翼(特に社民党)は有権者からほどんど見限られてしまった。

この流れはしばらく変わるまい。歴史とはつまるところ緊張と弛緩の繰り返しであり、ある程度行き過ぎて、あれこれと弊害が出るまではベクトルは逆には向かないからだ。現状を見る限りでは、このベクトルが反転しそうな気配は感じられない。ごく少数の人や、ケチをつけ不平を並べることを日々の生業にしている人々を除けば、誰しも現在のシステムを根こそぎ引っ繰り返そうとするほどの不満は抱いていないからだ。

私が常々参考にしているのは、客観的でわかりやすい解説の池上彰氏による、テレビ朝日の「池上彰解説塾」である(月曜21時より)。やたらと国民の不安を煽る「たけしのTVタックル」は精神衛生上良くない(事実月曜23時15分からに繰り下げになった)。

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Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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