2015年08月02日

フィオリトゥーラのヴィヴァルディ、テレマン、ボワモルティエ:室内協奏曲集


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ヴィヴァルディ、テレマン、ボワモルティエの室内協奏曲7曲を収録したCDで、演奏者のピリオド・アンサンブル、フィオリトゥーラは1995年にニューヨークで結成された。

ちなみにフィオリトゥーラは開花を意味するイタリア語だが、音楽用語としても華やかな装飾を指している。

彼らもアメリカでの盛んなバロック音楽嗜好を支えているアンサンブルで、中庸なテンポを設定したごく正統的な演奏が奇をてらったような印象を全く与えない。

また彼らの音楽はいたって快活で、古楽奏者としての気負いや野心的なところのない和やかな雰囲気が好ましい。

ヴィヴァルディの作品集の中にはフルートと弦楽合奏及び通奏低音の楽器編成で知られる『ごしきひわ』や『海の嵐』なども含まれている。

当時の演奏習慣では使用楽器の選択はソロ楽器の音域さえ一致するのであれば演奏者に任され、作曲家が厳密に指定した例はむしろ少ない。

またソロに通奏低音楽器をひとつ加えることによって大概の器楽曲の演奏が成立するという、バロック特有の融通性と広い可能性を示したサンプルだ。

この演奏では娯楽のための集いというリラックス感があるが、アンサンブルとしても良く修錬されていて、また個人的なテクニックも高水準にあるので、トリオ・ソナタなども聴いてみたい気がする。

基本的にソロ楽器のリコーダー、トラヴェルソ、オーボエ、ヴァイオリン及びファゴットに通奏低音としてチェロ、テオルボ、チェンバロが加わる8人が構成メンバーの総てで、曲によって適宜演奏者が交替している。

2003年の録音で教会内での豊かな残響を捉えた音質は良好だが録音レベルがいくらか低めで、音像が中央にまとまっているのでアンサンブルとしては良い響きが得られているが、臨場感はそれほどでもない。

ピッチは現在より半音ほど低いスタンダード・バロック・ピッチで、演奏者紹介と全員の使用楽器の明細が書かれたライナー・ノーツ付。

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classicalmusic at 22:41コメント(0)トラックバック(0)ヴィヴァルディ | テレマン 

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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