2015年08月28日

シュテーガー&イングリッシュ・コンサートのコレッリ:リコーダー協奏曲集、他


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既に幾つかのレーベルで恒例になったリイシューCD抱き合わせのカタログのひとつで、ハルモニア・ムンディ2015年版カラー写真入り125ページのミニ冊子には、2014年までにリリースされた現行のクラシック・ジャンルのミュージック・メディアが総て掲載されている。

ただし入門者のために、このハルモニア・ムンディはフランスに本社を置くレーベルで、ドイツ・オーストリア系の同名の会社ではないことを断わっておく。

先ずニュー・リリースの紹介があり、その後アルファベット順作曲家別のCD及びデジタル・メディア、更にリサイタル、アンソロジーと続きDVDの部で締めくくられる。

CDについては筆者の知るところではモーツァルトの『魔笛』抜粋版やシュタイアーの『ゴールトベルク変奏曲』などを付けた10種類ほどの同様のカタログがリリースされていて鑑賞者への選択肢を提供している。

ハルモニアは独自のポリシーを掲げたメーカーで、実力派の演奏家が多くまた古楽部門の充実ぶりも見逃せない。

付録のCDの方はモーリス・シュテーガーの珠を転がすような粒揃いの美音と乱舞するイタリア式装飾音が目覚しい演奏で、理屈抜きで耳を楽しませてくれる。

しかし技巧ばかりに走るのではなく、最後の『サラバンダのテーマによるグラウンド』のように高い音楽性を示した解釈も聴きどころのひとつだろう。

エキサイティングにサポートするイングリッシュ・コンサートは通奏低音にアーチリュート、バロックギター、チャンバー・オルガン、チェンバロを適宜交替させてアンサンブルに一層華やかな彩りを添えている。

メンバーと使用楽器の詳細がライナー・ノーツに掲載されているが、この録音にシュテーガーが使ったリコーダーは、ステンスビー・モデルのC管ソプラノ、ブレッサン・モデルのD管テノールとB♭管ソプラノ、そしてデンナー・モデルのF管アルトの4本で、演奏ピッチはa'=416Hz。

2009年7月のセッションで、翌年リリースされたもののリイシューだが、ライナー・ノーツの写真を若干拡大しただけで既出のCDと内容は全く変わらない。

コレッリの死後も彼の作品はロカテッリやジェミニアーニなどの弟子達やローマ滞在中に親交を深めたヘンデルによってヨーロッパ全土に知れ渡った。

とりわけロンドンではアマチュア音楽愛好家の間でコレッリ・リバイバル・ブームを巻き起こしたために、さまざまな形態によるアンサンブル用のアレンジが行われ、そうした楽譜も飛ぶように売れたようだ。

このCDに収録されている作品5の12曲のヴァイオリン・ソナタ集を中心とする編曲物も例外なく当時の印刷譜や手稿譜が使われている。

尚トラック11のジェミニアーニ版合奏協奏曲『ラ・フォッリーアのテーマによる25の変奏』にはシュテーガーのリコーダーは加わっていない。

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classicalmusic at 00:54コメント(0)コレッリ  

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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