2018年10月21日

ジンマン、チューリッヒ・イヤーズ1995-2014(50枚組)


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デイヴィッド・ジンマンとチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団がアルテ・ノヴァとRCAレーベルでこれまでに制作した全録音を収録したCD50枚組ボックス。

デイヴィッド・ジンマンは1936年ニューヨークに生まれ、オバーリン音楽院他で学び、モントゥーのアシスタントとして頭角を現わした。

その後オランダ室内管、ロッテルダム・フィル、ボルティモア響のポストを歴任し、1995/1996年のシーズンよりチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団の首席指揮者に就任、多くのCD録音とともに、ヨーロッパ、合衆国、アジアへの演奏旅行を大成功に導いている。

ジンマンはチューリッヒ・トーンハレ管弦楽団の在任中に、オーケストラのスタンダードを飛躍的に向上させ、バロックから同時代音楽まで幅広いレパートリーに対応できる機能性の優れたアンサンブルへと変貌させた。

特にバロックや古典・初期ロマン派作品の演奏に際しては、時代様式を考慮した演奏スタイルや楽器を採用することで、モダン・オーケストラによってもこれらの時代の作品を正当な形で演奏することが可能であることを証明し、21世紀のオーケストラの最も先進的な存在形態を提示したのである。

このコンビが1997年から1998年にかけてアルテ・ノヴァ・レーベルに録音した『ベートーヴェン:交響曲全集』は、モダン・オーケストラとしては初めてジョナサン・デル・マー校訂になるベーレンライター批判校訂版を使用し、さらにジンマン独自の研究結果を織り込むことで、その斬新な解釈は世界中の音楽ファンに感動と衝撃を与え、ベストセラーを記録した。

弦楽パートのヴィブラートを抑制、トランペットとティンパニにはピリオド楽器を採用し、作品の各パートをクリアに照らし出したかのような透明感あふれる響きと推進力のあるテンポによる作品解釈は、聴きなれた作品からこれまでになかった新鮮な響きを引き出すことに成功したのである。

その後も、シューベルト、シューマン、ブラームス、マーラー、R.シュトラウスなど、ドイツ・オーストリア音楽史上重要な作曲家の交響曲・管弦楽曲の全曲録音を実施し、生き生きと弾むリズムと躍動感あふれる解釈によって最もフレッシュな解釈を実現させた。

感情に流された解釈とはきっぱり縁を切り、「スコアに書かれていることを厳格・精密に再現することによってこそ、明確で説得力ある演奏が生まれる」というジンマン流解釈のもと、世界中で高い評価を得た録音が継ぎ口に生み出されたのである。

ヨーロッパ最高と言われるチューリッヒ・トーンハレの優れた音響、クリス・ヘイゼルとサイモン・イードンという元デッカの優秀な録音スタッフによって、音質面でも最上の成果が保たれ、音の遠近感や空間性が再現されている。

各ボックスにはコレクターズ・ナンバー入りで、蓋の取れるアウター・ボックスに収容され、各ディスクの作曲家のポートレイトでデザインされた紙ジャケットに封入されており、ジンマンの未発表写真を含む40ページの解説書付き(欧文)。

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classicalmusic at 00:08コメント(0)ジンマン  

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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