2019年08月03日

“黄金のフルートをもつ男”ゴールウェイのポートレイト、管弦楽の為の音楽をまとめた12枚


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フルートの達人、ジェームズ・ゴールウェイは、ジャンルにこだわらずに演奏する真のエンタテイナーで、“黄金のフルートをもつ男”の通称で知られる。

カラヤン率いる1970年代のベルリン・フィルには名だたるスター・プレイヤーがひしめいていた。

当時はヴァイオリンのシュヴァルベ、シュピーラー、ブランディス、チェロのボルヴィツキー、フィンケ、フルートのゴールウェイ、クラリネットのライスター、オーボエのコッホ、ファゴットのピースク、 ホルンのザイフェルト、トランペットのグロート、そしてティンパニのフォーグラーなど超一級プレイヤーがズラリと勢揃いしていた。

彼らがまさにオーケストラの顔であり、カラヤンと共に黄金期のベルリン・フィルのサウンドを創っていたと言っても過言ではないだろう。

その代表的な1人がゴールウェイで、カラヤンも惚れ込んだ彼のサウンドは、輝かしく美しく朗々と鳴り渡るものだ。

その桁外れの美音は、同時期のベルリン・フィルのフルート奏者、ツェラーやブラウもゴールウェイの後塵を拝していたと言わざるを得ない。

彼が楽団から離れた直後の1976年からキャリアを進展させる99年までの録音の中からフルートと管弦楽の為の音楽ばかりを12枚のCDにまとめたのがこのセット。

ソニー・クラシカル・マスターズの初回限定生産になるが、オーケストラ出身の強みを生かしてか協奏曲での演奏も実に巧みだ。

彼の演奏の特徴は、幅広いレパートリーを優れたテクニックとビロードの音色とパワフルな音量に託して大らかで温かに表現するところにある。

またモイーズやランパルに師事しただけあって洗練された粋なセンスとカンタービレの美しさも持ち合わせている。

このセットではバロック、古典は勿論だが、最後の2枚に収録されたロドリーゴ、アーノルド、イベール、ニールセン、メイヤーと続く現代物で聴かせる機知に溢れる演奏と超絶技巧は圧巻だ。

完全節約仕様の為、ライナー・ノーツは省略されて曲目のみが紙ジャケットとボックスの裏に印刷されているが、コスト・パフォーマンスは極めて高く、曲順はクロノロジカルな編集になる。

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classicalmusic at 11:05コメント(0)ロドリーゴ | ニールセン 

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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