2022年06月06日

ヴィヴァルディで名演を破竹の勢いで続々リリースしたアレッサンドリーニによるブランデンブルグを最高の音質で❣


この記事をお読みになる前に、人気ブログランキングへワンクリックお願いします。



2005年にローマのファルネーゼ宮殿で録音された6曲のブランデンブルグ協奏曲集は過去のどの同曲集よりも音質に優れている。

特に多くのソロ楽器が活躍する1、2、4及び5番の各楽器の独立した定位感が臨場感に溢れる音響空間を提供してくれる。

肝心の演奏についてだが、期待に違わぬ快演で、この曲集のイタリア的性格をもっともよく表した演奏・録音になっている。

ピリオド楽器使用であるにも拘らず指揮者リナルド・アレッサンドリーニの溌剌とした生気に漲った解釈で決して古臭さを感じさせないのが特徴だ。

イタリア人の中でもリズムの闊達と覇気ではピカイチのアレッサンドリーニだけに、聴き慣れたはずのブランデンブルグ協奏曲から、驚くばかりの弾ける喜びを見事に引き出している。

ドイツ風のゴツゴツした演奏とはもちろん別物、作為丸出しでガリガリと弾いた演奏とも違い、生命力の喜びに溢れ、イタリア的美感も極上だ。

ファビオ・ビオンディと一緒にやっていた頃のアレッサンドリーニそのままの、言葉の正しい意味でアレグロな演奏である。

色彩的であり1音1音が輝いて目に見えるようで、速いテンポで快適に運び、ヴィヴァルディの影響をバッハの世界へ導かれたように感じられる。

例えば第1番ヘ長調では2本の狩猟ホルンの音色をを強調した鮮やかで力強い表現が見事だ。

第2番ヘ長調は目の覚めるようなバロック・トランペットと掛け合うヴァイオリン、オーボエそしてブロックフレーテの軽快で明瞭な響きが曲を貫いている。

チェンバロ・パートは通奏低音も含めて総てアレッサンドリーニ自身が担当している。

第5番ニ長調の第1楽章後半部のチェンバロ・ソロによる長大なカデンツァと、別トラックにバッハ初稿の短い方のカデンツァも収録してあり聴き比べができる。

更に第3番ト長調から弦9声に、ホルン、オーボエを加えるなどして15声部の華やかな音楽へと管弦楽用に編曲されたカンタータBWV174のシンフォニアも付け加えられている。

尚、パッケージメディアを選択されるのであれば、ボーナスDVDにはファルネーゼ宮殿における彼らのリハーサルと録音風景及び指揮者へのインタビューがフランス語とイタリア語で収められている。(字幕スーパーは英、独、伊語)

ところで、クラシック音楽情報ならこちらがオススメです。
人気ブログランキング



フルトヴェングラーのCDなら、 フルトヴェングラー鑑賞室



classicalmusic at 05:01コメント(0)バッハ  

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
メルマガ登録・解除
 

Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

Categories
Archives
Recent Comments
記事検索
  • ライブドアブログ