2020年01月15日

古楽演奏のための簡易で実用的なインストラクション


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著者ハンス=マルティン・リンデはリコ−ダ−の名手として、また古楽器を現代音楽に生かした作曲家としても知られている。

彼のリコ−ダ−奏者としての活動期間は、友人でもあるフランス・ブリュッヘンと重なっていて、70年代から80年代にかけて互いにその技を競った仲だが、また一方で音楽学者としての仕事も見逃せない。

ショット社から出版された古楽の装飾に関する小ガイドは、古楽器演奏を志す学習者はもとより、アマチュアの愛好家にも、また古楽をより高度に鑑賞したい方にとっても、基礎的な一通りの内容を最低限網羅していて、簡易なだけでなく演奏にもすぐ役立つ実用性にも配慮されている。

本書は大きく分けて二部分から構成されている。

前半が解説で古楽の装飾、本質的、あるいはフランス風マニュアル、任意的、イタリア風マニュアル、通奏低音における即興演奏、緩徐楽章でのアドリブ、そして後半部が実際の演奏例になる。

解説はドイツ人らしく理路整然として無駄なく簡潔にまとまっていて、演奏譜例もコレッリ、オットテ−ル、テレマン、バッハ、ヘンデルなどの作品から広くサンプルが採られている。

参考までにドイツの古楽器メ−カ−、メック社から出版されている木管楽器のための季刊誌『TIBIA』2013年第一号の付録としてリンデのドキュメンタリーがDVDで付いている。

彼は1957年以来スイスのバ−ゼルに本拠を置いて演奏活動をし、現在でもスコラ・カントルムで後進の指導に当たっている。

彼のこれまでの音楽家としての活動や趣味の絵画についてインタビューに答える形で約一時間二十分に亘る映像とそれに因んだ音楽が収録されている。

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classicalmusic at 12:45コメント(0)クラシック音楽用語解説 | 芸術に寄す 

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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