2020年01月13日

ヴァイオリンの名手オン・パレード、豪華競演陣が一堂に会したフーベルマン週間音楽祭


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1983年にイスラエルのテル・アビブで開催されたフーベルマン・フェスティバルのライヴ録音を集めたもので、以前紹介したDVDのCD化になる。

現在のイスラエル・フィルハーモニーの母体になるパレスチナ管弦楽団の生みの親であるブロニスワフ・フーベルマンを記念したコンサートに参加した顔ぶれは、音楽監督のズービン・メータを筆頭にアイザック・スターン、ヘンリク・シェリング、イヴリー・ギトリス、イダ・ヘンデル、イツァーク・パールマン、ピンカス・ズッカーマン、シュロモ・ミンツなどまさにユダヤ系名ヴァイオリニスト全員集合といった感じだが、それだけに演奏水準も非常に高く充実した演奏会になっている。

また、各ヴァイオリニストがソロをつとめた演目ではソリストの得意中の得意のレパートリーを披露しており、パールマン(ベートーヴェン)、シェリング(チャイコフスキー)、ズッカーマン(エルガー)、ヘンデル(シベリウス)、ギトリス(バルトーク第2番)と名演揃いなのも嬉しい限りだ。

特に、堂々たる風格のシェリングによるチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲では円熟期の彼の芸風を堪能できる。

さらに爽やかな美音の冴えるミンツのメンデルスゾーン、師弟の共演になるミンツとスターンのバッハの二つのヴァイオリンのための協奏曲など興味の尽きないプログラムが続く。

ヴィヴァルディの四つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調ではソロの一番手にスターン、二番手ギトリス、三番手ヘンデル、四番手がミンツという豪華キャストも聴き逃せない。

パールマンとズッカーマンが共演するモ−ツァルトの協奏交響曲ではヴァイオリンとヴィオラが息の合ったデュエットを聴かせる。

DVDバ−ジョンを観ると内省的で殆ど無表情のズッカーマンと表情豊かなパールマンが好対照をなしているのが興味深い。

したがって視覚に直接訴える二枚組DVDの鑑賞もお薦めしたい。

これだけのメンバーの演奏を1週間の間に聴くことができたのは後にも先にもないほど充実した演奏会であったことは言うまでもない。

音楽週間最終日(1982年12月19日)はフーベルマン生誕100周年に当たり、この偉大なヴァイオリストの功績を称えた歴史的な演奏会となった。

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classicalmusic at 12:38コメント(0)スターン | メータ 

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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