2020年11月20日

英レジスからリリースされたオイストラフ・シリーズ、モノラル音源からの3曲


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英レジスからリリースされた3集の『オイストラフの芸術』シリーズの1枚。

いずれもオイストラフが1950年代半ばに録音したモノラル録音だが、音質は芯の太いしっかりしたサウンドが再生される。

このディスクに収録された3曲はワ−ナ−からの『ダヴィッド・オイストラフ、ザ・グレイト・レコーディング』17枚組にあるもので、特にレアな音源ではないのが残念だ。

ただし彼の壮年期の至芸を鑑賞できることは間違いない。

タルティーニのヴァイオリン・ソナタ『悪魔のトリル』ではダブル、トリプル・ストップ上のトリルなどの高度なテクニックが惜しみなく示されている。

オイストラフは後に超絶技巧を見せつけるような作品はレパートリーから除外してしまうので、その意味では一聴に値する音源だろう。

尚この録音ではクライスラー編によるアレンジ版が使われている。

ヴラディミ−ル・ヤンポリスキーの伴奏で、1956年にロンドンのアビー・ロ−ドでの録音。

べ−ト−ヴェンの『クロイツェル』のピアノ伴奏はレフ・オボーリンだがグラモフォンに入れた1962年盤ではなく、1953年のEMI盤になる。

オイストラフには溢れるような音楽性と覇気が感じられるが、オボーリンのピアノが今ひとつ面白みに欠けるというか、彼の主張が伝わってこないのが残念だ。

冷淡ではないがあっさりし過ぎていて、もう少し作品の気迫を見せて欲しい演奏だ。

シマノフスキのヴァイオリン・ソナタニ短調は1954年にストックホルムで録音されている。

ここではヤンポリスキーのドラマティックな表現がソロ・ヴァイオリンを良くサポートしている。

第2楽章のアンダンティーノでの耽美的でロマンティックな雰囲気や終楽章の沸き立つような情熱的表現は両者のコラボの成果だろう。

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classicalmusic at 11:27コメント(0)オイストラフ  

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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