2020年08月03日

オイストラフ、協奏曲の充実ぶりでユニヴァーサルと双璧をなすワーナーのバジェット・ボックス


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ヨ−ロッパでは既にプレミアム価格で販売されているセットで、2008年のリリースなので演奏水準の高さや曲目からしても高音質化でのリニューアル盤が望まれる。

しかしワーナーはブルーレイ・オーディオは製作しないしSACD化にもそれほど積極的でないのが残念だ。

2016年にユニヴァーサルから出た22枚組の方はアンサンブルが豊富に加わっているのが特徴だが、こちらは協奏曲の充実ぶりに目を見張るものがある。

何よりオイストラフのふくよかで深みのある素晴らしい音色に聴き惚れてしまう。

そして、優しくも風格漂う姿が目に見えるかのような格調高い音楽、世に数多くある共演者たちを手玉に取るかのような余裕、技術的名手というだけではない真の音楽家、こんなヴァイオリニスト他に見あたらない。

オイストラフの真価に触れてしまうと、他の演奏が無味乾燥に思えてしまう。

歴史的録音になるハチァトゥリアンのヴァイオリン協奏曲はオイストラフに献呈された作品で1954年のモノラル音源だが、ハチャトゥリアン自身がフィルハーモニア管弦楽団を指揮した初演メンバーによる白熱の名演だ。

モーツァルトの協奏曲集では真作とされる4曲を、ベルリン・フィルを弾き振りしたものがまさにクラシックの名に相応しい格調高く、また整然とした秩序を感じさせる。

べートーヴェンはクリュイタンスと、ブラームスではセル、クレンペラーとの2種類がどちらも圧巻だ。

また得意のスラヴ系作曲家の協奏曲はハチャトゥリアンの他にタネーエフ、プロコフィエフ、ショスタコーヴィチなどはいずれも堂々たる風格とずば抜けたテクニックを披露している。

ただしボックスの体裁に関しては後からリリースされたユニヴァーサルの方がしっかりしたコレクター仕様でスナップ写真も充実しているが、こちらはライナーノーツもやや貧弱というのが正直な印象だ。

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classicalmusic at 11:38コメント(0) 

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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