2020年06月11日

コンドラシン、コンセルトヘボウ管弦楽団ライヴより十八番のスラヴ物『ペトルーシュカ』、ボロディン第2番


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オランダ放送協会制作によるコンドラシン、コンセルトヘボウのライヴ集は、地元フィリップスから8枚のCDに再編集された。

このディスクには1973年2月8日のストラヴィンスキーのバレエ音楽『ペトルーシュカ』と1980年6月6日のボロディンの交響曲第2番が併録されている。

いずれもコンドラシンの得意とするスラヴ物で、中でも『ペトルーシュカ』はコンセルトヘボウのアンサンブルの力量が示された素晴らしいライヴだ。

当時のライヴ音源には客席からの拍手喝采や咳払いなどの雑音も混入していて、この録音も例外ではない。

それでもコンセルトヘボウの豊かなホールの音響と会場の雰囲気は充分捉えられている。

またオーケストラも比較的分離状態の良い鮮明なステレオ録音なので、ストラヴィンスキーの精緻なオーケストレーションをまさにライヴ感覚で体験できる。

この時期は既にハイティンクが首席を務めていたが、彼とは全く異なったレパートリーをコンセルトヘボウに持ち込んで彼らの視野を広げたのがコンドラシンだったと言えるだろう。

彼に影響を受けた楽員達との最も優れたコラボはリムスキー=コルサコフの『シェエラザード』に象徴されている。

但しセッションによるフィリップスとのレコーディングが1曲に終わってしまったのが惜しまれる。

ボロディンの交響曲第2番ロ短調もやはりコンドラシン十八番のスラヴ物で、ロシア国民楽派の情熱を鼓舞するような劇的なテーマを生き生きと開始している。

一方で第3楽章アンダンテでの『中央アジアの草原にて』を連想させるホルン・ソロが導入するスケールの大きい、如何にも大陸的な抒情表現が美しい。

終楽章では熱狂的な民族舞踏が手際よく颯爽と再現され、スラヴ人指揮者の面目躍如たるものがある。

尚このライヴは同メンバーによる『シェエラザード』にもカップリングされているので幸い入手可能だ。

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classicalmusic at 11:41コメント(0)コンドラシン | ストラヴィンスキー 

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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