2020年09月27日

作曲家から直接薫陶を受けたホッターのR.シュトラウス歌曲集、セッション録音25曲から18曲の選集


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リヒャルト・シュトラウス自身から薫陶を受け、ハンス・ホッターが、ピアニスト、ヴァルター・クリーンと共に1967年7月にウィーン・コンツェルトハウスのスタジオで行ったステレオ・セッション録音で25曲が知られているが、このプライザー盤には18曲のみが収録されている。

おそらく初出LPに入っていた選曲をそのままCDに当てはめたものと思われる。

尚既に廃盤になっているが、CBSソニーからリリースされた日本盤には25曲全曲が収録されていた。

ホッターは生前のリヒャルト・シュトラウスと交友があり、直接歌曲の指導を受けていた。

ホッターといえば「冬の旅」、「ブラームス歌曲集」の名唱中の名唱があるが、このリヒャルト・シュトラウスも、バス・バリトンとしての軽妙さ、見事なピアニッシモなどを駆使して、少しも重くなっていない。

大らかな旋律線の中に、じっくりとその情緒をにじませていくあたり、やはり大家の芸だ。

ホッターは稀代のワーグナー歌いとして君臨したが、リヒャルト・シュトラウスのオペラにも頻繁に登場している。

しかし歌曲となると彼の深く、しかも太い声はいくらか小回りの利かないところがあって、孤独感や別離の表現は流石だが、作曲家特有の軽快さ、甘美で颯爽とした雰囲気が求められる曲趣ではフィッシャー=ディースカウに軍配が上がることは否めない。

オーストリア・プライザーの歴史的録音はSPやLPの板起こしのような干乾びた音質でお薦めできないが、当ディスクは比較的まともな音質だ。

また若き日のヴァルター・クリーンも清潔なピアノが好ましく、ホッターの低い声をよくサポートしていて好演。

ホッター58歳の時の録音で、収録曲は以下の通り。

1)『夜』Op.10-3 2)『君は私の心の王冠』Op.21-2 3)『孤独な男』Op.51-2 4)『見つけた花』Op.56-1 5)『憩え、わが魂』Op.27-1 6)『夜の散策』Op.29-3 7)『谷間』Op.51-1 8)『君の青い瞳で』Op.56-4 9)『私の想い』Op.21-1 10)『献呈』Op.10-1 11)『憧れ』Op.32-2 12)『愛を携えて』Op.32-1 13)『快い幻想』Op.48-1 14)『不幸な男の嘆き』Op.21-4 15)『夜明けの船で』Op.56-3 16)『独り者の誓い』Op.49-6 17)『天のみつかい』Op.32-5 18)『陽光の中で』Op.87-4

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classicalmusic at 12:14コメント(0)R・シュトラウス | ホッター 

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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