2021年05月17日

フリードリヒ・グルダの子息パウル・グルダとハーゲン弦楽四重奏団のコンピによる若き日のシューマンの情熱を伝える室内楽2曲


この記事をお読みになる前に、人気ブログランキングへワンクリックお願いします。



フリードリヒ・グルダの子息パウル・グルダとハーゲン弦楽四重奏団のコンピによる1枚。

このCDではシューマンの作品のなかでも明朗でロマン的な感情に溢れた名曲、ピアノ五重奏曲に挑戦している。

過去の数々の名盤のなかでも、決定盤といえる1枚と言える。

シューマンはある一つのジャンルにとり憑かれる様に、ある年に集中して同じ曲種の作品を書いた。

このディスクに収録された2曲、ピアノ五重奏曲変ホ長調及び弦楽四重奏曲第一番イ短調も同様で、1842年に作曲されている。

そのほかにもピアノ四重奏曲変ホ長調や弦楽四重奏曲第2番ヘ長調、同第2番イ長調も同年の作品だ。

いずれの曲もシューマン若き日の溢れんばかりの情熱と、新しいジャンルを開拓する意気込みが感じられる。

こうした作品はやはり円熟した演奏者より、若手の人達の解釈が相応しい。

ハーゲン四重奏団とピアニスト、パウル・グルダは、オーストリアの誇る演奏家である。

彼らの演奏は、この作品の録音の中でも最もドラマティックで、輝くような精彩に富んでいる。

テンポの設定も速めで、リズムを生かした躍動感は印象的だ。

ハーゲンは当初4人兄弟で結成されたが、このアルバムがレコーディングされた1994年には、第2ヴァイオリンはライナー・シュミットに替わっている。

いずれにせよ彼ら独自の若々しさがこの2曲からも感じられる。

ピアニスト、パウル・グルダは苗字から想像できるようにフリードリヒ・グルダの長男で、鬼才だった父親譲りの多才なアーティストだ。

録音当時は30代前半で、やはりエネルギッシュなピアノ・パートを聴かせているが、アンサンブル奏者としてもすぐれた腕前を示している。

ところで、クラシック音楽情報ならこちらがオススメです。
人気ブログランキング



フルトヴェングラーのCDなら、 フルトヴェングラー鑑賞室



classicalmusic at 11:05コメント(0)シューマン | グルダ 

コメントする

名前
 
  絵文字
 
 
メルマガ登録・解除
 

Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

Categories
Archives
Recent Comments
記事検索
  • ライブドアブログ