2021年10月26日

孤高の大指揮者イーゴリ・マルケヴィッチのフィリップス・ステレオ音源の26枚、リマスタリングも良好


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オーストラリア・エロクエンスは好事家でなければ手を出さないような過去の音源を次々に復活させているが、最近ではバジェット・ボックスのリリースにも熱心だ。

2組のオイゲン・ヨッフムに続いてラファエル・クーベリックのマーキュリーとデッカ音源がそれぞれに纏められて既出で好評だ。

今回はマルケヴィッチのフィリップス及びドイツ・グラモフォンへのレコーディング集が前者26枚、後者21枚でリリースされた。

ワーナーからはイコン・シリーズで18枚が出ているので、この3種類のボックスを揃えるとマルケヴィッチの代表的な音源が揃うことになる。

特にこのフィリップス・レガシーは1959年から1968年にかけての総てがステレオ録音になり、リマスタリングの効果もあって音質は極めて良好だ。

マルケヴィッチの怜悧でシャープな感性を表出させた目の醒めるような演奏は、現在でもその価値を失っていない。

尚ヴェルディの『レクイエム』ステレオ・テイクを始め初CD化の音源も多数含まれている。

マルケヴィッチの演奏の特色は20世紀の新作への先鋭的な解釈とその再現の厳格さ、彫琢するような彫りの深い表現にあるが、意外にフランスの舞台作品でも多くのレパートリーを持っていた。

それは彼が若い頃、パリを本拠地にしていたディアギレフ率いるバレエ・リュスとの豊富なコラボで培ったドビュッシーやラヴェルなどのラテン的感性が活かされているからだろう。

またベルリオーズでも流石にそのオーケストレーションの妙味を体験させてくれる。

問題は価格設定で、小売り先によって値段の開きが大きいことだ。

ヨーロッパでは筆者が購入したアマゾン・ドイツ約120ユーロ程度(16000円弱)で最も妥当な価格で販売している。

それほど売れ筋の商品でもないし、また入手困難な音源を集めた限定盤なので廃盤になってしまえばプレミアム価格で取引されることになる。

残念ながらミドル・プライスのボックスになっていることは否めない。

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classicalmusic at 12:49コメント(0)マルケヴィチ  

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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