2022年02月16日

『半音階的幻想曲とフーガ』を弾くために必携、バッハを弾く時、最も信頼できるウィーン原典版


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以前はバッハの楽譜を選択する際、ウィーン原典版の赤表紙が最も信頼のおける楽譜だった。

勿論その価値は現在でも変わっていないが、ベーレンライターから新バッハ全集の叢書楽譜が刊行されてからは、ヘンレーも原典版を出版するようになった。

したがってこれら3社のものはいずれもほぼ共通した校訂版になる。

ただしベーレンライターの叢書版は、大部の研究書なので演奏にはコピーが必要になるし、価格的にもかなり高くつく。

ヘンレー版は曲集として何曲かをまとめたアルバムで、比較的廉価で購入できるが、紙質がやや劣る。

一方このウィーン原典版Urtextは『平均律』のような一連の曲集や『パルティータ』などの組曲物を除いて基本的に単独の曲目で個別売りしている。

価格そこ多少高めだが解説が充実している。

『半音階的幻想曲とフーガ』には異稿譜も存在するので、それらも一応目を通しておいた方が良い。

このウィーン原典版にはこうした異稿譜もサンプルの楽譜を挙げて言及している。

1ページのみだが1735年の写本の写真も掲載している。

原典にないものとしては運指番号が記されていることだが、これは学習者の助けになる。

また巻末に装飾音、アルペッジョなどの妥当な奏法を纏めて練習者の便宜を図っている。

プロの演奏家でなくてもバッハの音楽とその当時の奏法を知るには最低限ウィーン原典版での学習は必須と思える。

いずれにしてもバッハは最高の教材は最高の芸術作品でなければならないと言っていた。

この楽譜からは単に基礎的な演奏技術だけでなく、対位法と楽曲の展開の基礎を学ぶことができる。

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classicalmusic at 12:14コメント(0)バッハ | 書物 

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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