2022年03月29日

人類史上の至高至純の音楽ぁ▲リジナル楽器による初のバッハ:カンタータ全集、アーノンクール&レオンハルト盤(第69番〜第99番)


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第69番から第72番にかけてはテルツ少年合唱団は引き締まった音色と音楽を作り出している。

殊にボーイ・ソプラノのヴィードツが健闘して、感動的な歌を聴かせてくれる。

音楽的な成熟が感じられ、大人も及ばないような立派なアリアだ。

アーノンクールは全編に漲る劇的な世界をリアルに表現するように心がけている。

なかでも第2部のバスのアリアは見事な歌い込みだ。

第73番冒頭からレオンハルトはアクセントのはっきりした音色設定を試み、合唱もマルカート唱法で進められ、各フレーズの相関的遠近感覚がくっきり浮かび上がってくる。

合唱は、子供ながら感情のこもった表現と言葉に対する鋭敏な反応を示している。

第74番第4曲のバスのアリアにおけるエグモントは極めて好調。

第75番のクラウスのレチタティーヴォとアリアが技巧的にも余裕があっていい。

第76番は、冒頭の合唱からテルツ少年合唱団の声の不透明さとリズムの切れの悪さが気になる。

アーノンクールはそれを是正しようとかなり無理なドライヴをしている。

第77番のハノーファー少年合唱団は、テルツ少年合唱団に比べると引き締まった演奏を聴かせる。

第78番はソプラノもよく歌えていて、音色もリズムもぴったりと合っていて見事。

リズムの処理は全体的に鋭い。

第80番から第83番は4曲すべてアーノンクールのチームによる演奏で、鮮烈な響きの感覚と躍動感に溢れている。

第80番と第82番が名作として知られ、特に前者でのエスウッドとエクヴィルツが充実しており歌唱も美しい。

その他の男声はボーイ・ソプラノを含めて少しばらつきがあり、合唱も表情が淡泊だが全集としての安定感には欠けていない。

第83番は今となっては表現がいささか古めかしくなった。

第84番は冒頭から全曲にわたりオーボエの美しい音色とフレージングの豊かさが強い印象を与える。

ヴィードルも立派に歌っていて見事だ。

第86番はオーボエ・ダモーレが印象的。

第87番はソリスト達が冴え、白眉とも言うべき名演。第88,89番ではエグモントが余裕たっぷりに歌い、第90番は無弁トランペットが強烈な印象を残す。

第95番はエクヴィルツが印象深い歌唱を展開する。

第96番はフッテンロッハーが名演で、清潔な音楽作りの中にバッハをゆったりと実感させてくれる。

第97番は冒頭の合唱に珍しくフランス風序曲の形式がとられ、合唱と器楽の輝かしい協奏が繰り広げられる。

それぞれのソリスト達も力演している。

第98番はエスウッドのレチタティーヴォが深い表現を聴かせている。

第99番は第3曲のテノールのアリアが曲として美しく、第100番は第2曲のテノールとアルトの二重唱が2人がよく和して美しい。

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classicalmusic at 13:53コメント(0)アーノンクール | レオンハルト 

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Profile

classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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