2022年04月27日

アントニーニとイル・ジャルディーノ・アルモニコ、バーゼル室内管弦楽団によるハイドン交響曲全集の記念すべき第1集


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ジョヴァンニ・アントニーニと2つのピリオド・アンサンブル、イル・ジャルディーノ・アルモニコとバーゼル室内管弦楽団によるハイドンの交響曲全集のリリースがスタートしたのが2014年であった。

この企画が終了するのがハイドン生誕300年にあたる2032年というから、18年をかけた過去に例を見ない遠大な録音作業が続けられるわけだ。

もし首尾よく完成すればピリオド・アンサンブルによる初の快挙になるだろう。

現在までに既に11集がリリースされているが、交響曲第1番から順を追って録音するのではなく、それぞれにタイトルをつけて関連する曲が選択されている。

また交響曲に限らず声楽曲その他の管弦楽曲を含めハイドンに影響を与えた同時代の作曲家、更には逆にハイドンから影響を受けた他の作曲家の作品もカップリングしている。

したがって、完成されれば膨大な量の録音にのぼる筈だ。

この第1集のタイトルは『ラ・パッシオーネ』つまり受難で、交響曲第49番ヘ短調のニックネームから採られている。

ただしハイドンの命名ではなく、また受難曲の一部が再利用されているという証拠はない。

おそらく教会ソナタ的な構成と短調で書かれた作品であるために名付けられたものと思われる。

今回カップリングされたグルックのバレエ音楽『石像の宴、ドン・ジュアン』はハイドンに影響を与えた音楽構想を持っている。

グルックはハイドンより18歳ほど年上で、主に劇場作品で知られているが序曲などに示された充実した音楽はハイドンの交響曲に重要なインスピレーションを与えたことは確実だ。

演奏に関してはかなり時代考証も行われているらしく、例えば交響曲第1番では通奏低音にチェンバロが加わっている。

これまでに録音された交響曲の中では唯一の例で、他の交響曲ではチェンバロは使われていない。

これは最近の研究ではエステルハージ宮廷楽団には専用のチェンバリストがいなかったという事実を反映しているのだろう。

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classicalmusic at 17:07コメント(0)ハイドン  

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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