2022年04月19日

フルトヴェングラー流の動的ブルックナー解釈の極点を示す第8番(1949年3月15日ライヴ)、音質良好!


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4種類存在するフルトヴェングラーのブルックナーの交響曲第8番は、どれもユニークな内容を持つ演奏として知られている。

中でも最も強烈なのが、この1949年3月15日にベルリン・フィルとおこなったコンサートのライヴ録音である。

前日の3月14日に、ダーレムのゲマインデハウスで放送用に収録された録音もTESTAMENTから発売されていた。

しかし聴衆の有無や、ホールの響き、録音状態の違いなどもあって、印象は大きく異なる。

この3月15日の演奏は、フルトヴェングラー流の動的ブルックナー解釈の極点を示すものとして有名なものだ。

第1楽章展開部後半での強烈なアッチェランドを伴うクライマックス形成や、第4楽章コーダでの激しい追い込みは、ほかの演奏からは考えられないカタルシスをもたらしてくれる。

もちろんそうしたドラマティックなダイナミズムだけが凄いのではない。

たとえば第3楽章アダージョでは、楽員の共感に満ちた濃厚な演奏が、深い情感表現に結実していて、恍惚とするばかりの美しさをもたらしてくれるのが感動的である。

そうした音楽が、紆余曲折を経ながらも次第にクライマックスに向かって盛り上がってゆくときのコントロールの巧みさ・迫真の音楽づくりは、フルトヴェングラーにしかできない非常に雄弁なものと言えるのではないだろうか。

肝心の音質は、前日の放送用録音に較べてたいへん条件が良く、当時のライヴとしては最良のクオリティで、超弩級のモンスター演奏を味わえるのが大きな魅力となっている。

アルカディア、M&A、ドイツ協会盤などで出ていたが、このデルタ盤は、いままで一番音が良かったドイツ協会盤に近いクオリティをもっているのが嬉しいところだ。

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classicalmusic at 05:42コメント(0)ブルックナー | フルトヴェングラー 

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classicalmusic

早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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