2022年06月25日

作曲家(ショスタコーヴィチ)🧑‍🎨を知る時代の指揮者(ザンデルリング)の堅実な演奏🎼臨場感ある良好な音質も好感👏


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ベルリン・クラシックスのリイシュー盤で、ザンデルリングがベルリン交響楽団とセッション録音したショスタコーヴィチの6曲の交響曲のうちの2曲。

彼は1936年からユダヤ人迫害を避けて当時のソヴィエトに亡命した。

1941年からはレニングラード・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者に就任した。

1960年にベルリン交響楽団の芸術監督になりドイツ帰国を果たした。

レニングラード時代はムラヴィンスキーの薫陶を得たので、当然ショスタコーヴィチとの親交も深めた。

ムラヴィンスキーはショスタコーヴィチの交響曲第5、6、8、9、10、12番を初演している。

ちなみに第4、13番はコンドラシン初演だが、彼らは作曲家と交流のあった最も優れた指揮者だったと言えるだろう。

しかし演奏スタイルはそれぞれに異なった特徴があり、ザンデルリングは恣意的な表現を避けた客観的で、しかし骨太な中に緻密さを備えた几帳面な演奏だ。

第1番ヘ短調の第2楽章のピアノの鮮烈なパッセージとオーケストラとの掛け合いも生気に満ちた表現だし、第3楽章の他の作曲家からの剽窃的な導入も巧みにまとめている。

終楽章はショスタコーヴィチの将来の交響曲を暗示する暗さの中に火花の散るようなドラマティックなフィナーレになっている。

これが彼のレニングラード音楽院での卒業作品とは思えない早熟のオーケストレーションの腕を示している。

第6番ロ短調は3楽章のみの交響曲だが第1楽章ラルゴの渓谷を流れる清冽な水のような弦楽部の神秘な美しさ、第2楽章アレグロのスケルツォ的な快活さ、それは偉大なタランテッラと言えるかも知れない。

そして第3楽章の小気味良いリズム感などは、ザンデルリングに呼応するベルリン交響楽団のアンサンブルの巧さを披露している。

ザンデルリングにいわゆる爆演は求められないが、どんな場合でも度を外すことなく的確な音楽性を繰り広げる指揮者として敬意を表したい。

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classicalmusic at 14:02コメント(0)ショスタコーヴィチ | ザンデルリンク 

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早稲田大学文学部哲学科卒業。元早大フルトヴェングラー研究会幹事長。幹事長時代サークルを大学公認サークルに昇格させた。クラシック音楽CD保有数は数えきれないほど。いわゆる名曲名盤はほとんど所有。秘蔵ディスク、正規のCDから得られぬ一期一会的海賊盤なども多数保有。毎日造詣を深めることに腐心し、このブログを通じていかにクラシック音楽の真髄を多くの方々に広めてゆくかということに使命を感じて活動中。

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