2022年10月21日
🧑🦳ザンデルリング・エディションの第1集🎼コレクションとして秀逸なレパートリー🧺十八番ブラームスを鑑賞できる理想的なセット😤
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独ヘンスラー・プロフィール・レーベルからリリースされたザンデルリング・エディションで、独自の丁寧なリマスタリングで古い音源もかなり良好な音質で再生されるのが特徴だ。
ザンデルリングは複数の異なったレーベルに録音活動を行ったために、彼の長いキャリアの演奏をひとつのボックス・セットでコレクションすることはできない。
少なくともドイツ帰国後の交響曲の全集としては2回のブラームスとフィルハーモニア管弦楽団とのベートーヴェンがあるが、後者はEMI音源になる。
このセットでは1990年のベルリン交響楽団を振ったブラームスの2回目の録音全4曲が収録されている。
この年は奇しくも東西ドイツ統一が正式に認められた年でもあり、心なしか彼らの演奏も重厚な中にも開放的な雰囲気が息づいている。
音質はややオフ・マイク気味で、ちょうどコンサートホールで聴くようなバランスの取れたものになっている。
フィール・レーベルからリリースされたザンデルリング・エディションで、独自の丁寧なリマスタリングで古い音源もかなり良好な音質で再生されるのが特徴だ。
ここでのもう一つの交響曲全曲集はラフマニノフだが、これらの3曲は第1番及び第2番がレニングラート・フィルとの共演でモノラル音源になり、第3番は北ドイツ放送交響楽団との1994年のステレオ録音。
ブルックナーの第4番はバイエルン放送交響楽団を指揮したもので、ベートーヴェンの第6番『田園』はWDRケルン交響楽団で、どちらもこれ見よがしのない堂々たる押し出しの貫録を持った演奏だ。
なおボーナストラックとしてベートーヴェンの『コラール・ファンタジー』が入っている。
リマスタリングされたリヒテルの鮮やかなピアノ・ソロが魅力だが、モノラルで歌詞はロシア語というのがいくらか興醒めになっている。
その他ブラームスではトマス・ツェトマイヤーのヴァイオリンとアントニオ・メネセスのチェロによる二重協奏曲、アンネッテ・マーケルトのコントラルトで『アルト・ラプソディー』及び『ハイドンの主題による変奏曲』も収録されている。
ザンデルリングのブラームスを鑑賞できる理想的なセットだろう。
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