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アーノンクール

2008年04月10日


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「グラン・パルティータ」はアーノンクールが特にこの録音のために結成した団体のデビュー録音。

ウィーンの管楽器の名手たちの中から、シェフトライン(オーボエ)、ブランドホーファー(クラリネット)、トゥルコヴィチ(ファゴット)、アルトマン(ホルン)などを中心に、モーツァルトが好きでたまらない人たちを集めて作ったアンサンブルによる演奏ということもあって、ここにはモーツァルトに対する深い共感、そして情熱が感じられる。

全員の息がピッタリと合い、音色もまろやかで美しい。

ことに「グラン・パルティータ」はかなりユニークなスタイルをもった個性派モーツァルトである。

アーノンクールの解釈はダイナミクスやアーティキュレーションに予想以上に強調された彼の意志を投影しているし、装飾音にも変更を加えている。

テンポは概して速めで、強調されたリズムと躍動感が、社交目的の音楽としての性格をいっそう強めている。

「ナハトムジーク」は一転してアーノンクールの指揮は自然体で、優雅さや活力をうまく引き出している。

ウィーンの雰囲気にたっぷりと浸ることができるCDだ。

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2007年12月20日


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非常に斬新で個性的な「水上の音楽」だ。

古楽器を使い、古楽奏法によりながら、そこに現代風の鋭さを加えたアーノンクール流のヘンデルである。

しかし決して音楽のスタイルを破壊したものではない。

バロック期の作品に対する充分な研究を基にして当時の自由さを最大限に発揮させただけなのである。

弦は弓を押しつけ、ヴィブラートを取り、1つ1つの音をクレッシェンドするような奏法は頻出する。

「序曲」後半のすごいダイナミックの効果や、第3曲「アレグロ」でのホルンのフラッター奏法もすごい。

合奏協奏曲もテンポが速く、極めてリズミックであり、アクセントがきつく、表情の変化が激しい。

ヘンデルの音楽がもつ純潔美、古代の哀しさ、崇高さといったものはここにはない。

そのかわり、胸のすくような意志的な音が鳴り響く。

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2007年11月12日


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当時の楽器を使っているのだから、現代楽器を使った場合よりも音が良くないだろう、などと思うのは大間違いで、現代楽器よりもオリジナル楽器で演奏したバロック音楽の方が、ずっと美しい響きで聴こえてくるのから不思議である。

オリジナル楽器を使ったオーケストラで、かなり前から活動し続けているのは、ニコラウス・アーノンクールの指揮するウィーン・コンツェルトゥス・ムジクスというオーストリアの室内合奏団で、今でも、実に新鮮な解釈で優れた演奏をし続けているが、多少クセの強いところもあり、好き嫌いが分かれるところであろう(代表盤を上にあげておく)。

アーノンクールは今や押しも押されぬ現代の指揮界の巨匠的存在となり、モダン・オーケストラも指揮する巨匠となっている。当たり前のようにニューイヤーコンサートにも呼ばれた。

オリジナル楽器で何といっても面白いのは、イギリスの人たちであろう。

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